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ロッキング座椅子Y・U・R・A・G・I(Lサイズ)

サイズ W610×D760×H680(SH220)
楢材・ウォールナット オイル仕上げ
座面ペーパーコード
Price
180,980円(ウォルナット / 税別)
180,980円(オーク / 税別)

 

座と背にペーパーコードを使用して、脚部を揺れるようにロッキング機能をもたせた、木製の座椅子です。本来北欧の椅子に良く使われているペーパーコードを使用する事で、理想的な座り心地と、和室でも洋室でも違和感無く合わせるデザインと男性でもゆったり座れるサイズ。オーク材に加え趣と高級感のあるウォルナット材の2タイプ。オプションでペーパーコードからレザー張りの座面へも変更可能です。

 

feature 01

人の背中のようなしなやかなカーブの木のフレームに、ペーパーコードを巻くことで、 人の体を支える為の理想的な3次元曲面を作り出します。
床面へは面常に面で接地するため、畳や床を傷つけにくい構造です。

 

feature 02

座面が床から22センチほど高くなっており、座った時の足の処理がし易く、膝に負担がかかりにくくなっています。

脚部が揺れるようになっていて、足を伸ばしたりする時に後ろに反ることが出来るので、座椅子特有の窮屈間がありません。
座卓やコタツなどに向かう時には、座面が前に傾斜して、腰を伸ばした姿勢が撮りやすくなります。

片肘なので、コタツや座卓に合わせた時など、横から立つことができます。

 

 

 

座椅子について

座椅子と言うものが日本に登場したのは、ずいぶん昔のことです。特に、前世紀半ばに、世界中でモダンデザインがもてはやされた頃、日本でも多くのデザイナーたちが、日本独自の椅子のスタイルを求めて、座椅子を発表しています。 西洋の文化である椅子と、日本の座の文化を融合させた考え方としては、これほど分かり易いものありません。しかし、意外なほど現在の生活に根付いていない事も事実です。 一番大きな理由としてあげられるのは、日本の住空間から畳の空間そのものが少なくなってきた事でしょう。しかし、洋室であっても、カーペットなどを敷いたりした上やフローリングの上でも、床座の生活を希望している方は以外に多いものです。今までの座椅子は必要以上に和のイメージを強調したものが多く、洋間を中心とした、現在の生活スタイルに合うようなデザインが少なかった事も、座椅子が生活の中で根付かなかった理由の一つだったかもしれません。 また、床座の生活はある意味高度な日本人の身体技法に裏付けられています。子供の頃からしつけとして正座などの姿勢を日常的に行なってきた世代にとっては、かえって座椅子は邪魔であったと考えられます。しかし、床座の身体技法を修練しなくなった現在では、座椅子は改めて必要な生活具だと言えるはずです。 しかし、西洋的な椅子に座る感覚と、床座の感覚の違いは、日本人が考える以上に大きいものでした。西洋的な背もたれの感覚は、元来日本人の身体的特徴にそぐわず、中途半端に背中を後ろに預け、固定された姿勢は、床座の姿勢をかえって窮屈にしてしまい、腰にも負担をかけてしまいます。 これからの座椅子に求められるものは、和、洋問わず空間にあわせることが出来る、ある意味普遍的な美しさをもったデザイン。また、ある程度姿勢に許容度をもたせ、足や腰に負担をかけないようにしながら、自分で正しい姿勢を作ることができるような工夫も大切な要素になるのではないでしょうか。 一方では、座椅子に限らず、椅子に座るという行為を、日本人の身体的特徴に合った身体技法として洗礼させていくような、使い方の意識も、重要なことだと言えます。